ホームページにアクセスがあるたびに、サーバーからページデータ(HTML)及び画像データが呼び出され、閲覧者のブラウザへと転送されます。このデータの量を「転送量」といい、レンタルサーバーでは、1サイト辺りの転送量に制限を設けている場合があります。
特に共有サーバーでは、当然ながら接続回線も共有している為、サーバー内にアクセスの極端に多いサイトがあると、他の利用者のサイトにも影響を及ぼし、表示が遅くなる等の不具合が発生する場合があるので、それを予防する意味で規定上の転送量があった場合は、追加料金が発生するように設定されていることが多いのです。
では、転送量が無制限なら問題ないのか?というと意外とそうとも言えません。
前述の通り、転送量に制限が無い為に他の利用者の影響を受け、自分のサイトの快適性が損なわれてしまい、結果として著しくユーザビリティを欠いたサイトになってしまったり、時には他の利用者のアクセスの為にサーバーがダウンしてしまう可能性もあるためです。
ただし、殆どのレンタルサーバー業者の「転送量無制限」という表記は、「どれだけあってもOK」という意味ではなく、「明確な転送量制限は設定していません」もしくは「転送量による課金基準を設けいていません」という意味です。
実際には転送量が10GBを超えるようなことがあれば、「他のお客様に迷惑が掛かるので専用サーバに移行してください」と、利用可能な帯域に制限をかけられたり、アカウントをサスペンドされるケースもあります。そういった意味では「転送量は月間10GBまでで、超過分は100MBごとに追加料金が発生します」と明確に表記しているレンタルサーバー業者の方が良心的と言えるかも知れません。
つまり、転送量を基準としてレンタルサーバーを選ぶ時は、自サイトのアクセス数に応じた量の転送量制限設定のサーバーを選択する事が最善の選択といえるのです。では、10GBの転送量というとどの程度のアクセスとして考えるのがいいのでしょうか?
画像を含めた1ページ辺りのデータ量は平均で20KB〜30KB程度・・・という表示をレンタルサーバー業者の解説ページで見かけるのですが、実際にはブロードバンド環境の一般化に伴い画像が多用される事も多くなりこの数値はあまり当てになりません。ましてや商用サイトとなるとかなり画像を多用する事が多いので1ページあたり80KB程度は覚悟しておいた方がよいでしょう。
このサイトのTOPページは約60KBです。1ヶ月10GBの転送量なので、
1日当たりの転送量の限度は、
10GB=10000MB=10000000KBより
10000000KB÷30日≒333333KB/日
よって一日当たりのPVの限度は、
333333KB/日÷60KB≒5555PV/日となります。
この数字がひとつの目安にはなると思いますので、自身のサイトの転送量がどの程度になるのかは把握しておいたほうがいいと思います。